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ふるさとの風や〜戦没兵士の手紙集〜その116
今日は 2021年8月16日 月曜日 です
# 今日一日、何かいいことがありますように #
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戦場から ☆読む人 ☆書く人 ☆考える人
『根っからの偽りの人間に用心』
" * 3. ある英国の著作家は言った。
「生涯に一度も形の上で嘘を言ったことがないという人で、実はその人自身、頭のてっぺんから足の先まで、心も体も一つの嘘のかたまりであることがある」。
このような根っからの偽りの人間に用心しなさい。いかんながら、いわゆる「信心深い」人たちの中にも、こういう人がいる。
* どんなに大きな仕事であっても、それを細かに分けて、いつも手近なものだけを眼中に置くならば、それは小さな仕事をするのと同じことになる。
* 他の人々が欲するままに任せておいてよいことが、世には限りなく多い。結局、それはどうでもよいことだからだ。そうすれば、自他ともに生活が非常に楽になる。ところが世間には、他人の意見や提案には、いつも何かとケチをつける癖を次第に募らせる人たちがいる。
その結果、人々はそういう人の意見に従わなくなり、やがてもう彼らの考えを尋ねようともしなくなるだけだ。
ヒルティ著 「眠られぬ夜のために 第一部」から (岩波文庫)"
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〜戦没兵士の手紙集〜その1
"""""""〜その1〜
「骨のうたう」
戦死やあわれ
兵隊の死ぬるや あわれ
遠い他国で ひょんと死ぬるや
だまって 誰もいないところで
ひょんと死ぬるや
ふるさとの風や
こいびとの眼や
ひょんと消えるや
国のため
大君のため
死んでしまうや
その心や
白い箱にて 故国をながめる
音もなく なんにもなく
帰っては きましたけれど
故国の人のよそよそしさや
自分の事務や女の身だしなみが大切で
骨は骨 骨を愛する人もなし
骨は骨として 勲章をもらい
高く崇められ ほまれは高し
なれど 骨はききたかった
絶大な愛情のひびきをききたかった
がらがらどんどんと事務と常識が流れ
故国は発展にいそがしかった
女は 化粧にいそがしかった
ああ 戦死やあわれ
兵隊の死ぬるや あわれ
こらえきれない寂しさや
国のため
大君のため 死んでしまうや
その心や
昭和20年4月2日 比島にて戦死 23歳 陸軍兵長
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詩人竹内幸三さんは旧制中学時代、父と机を並べて共に勉強した仲だ。詩人はフィリピンで亡くなった。父は病院船で日本へ送り返された。体の弱かった父は88歳まで生きた。
自分は骨になると詩人は諦めていた。戦場で死ぬと悟っていた。「骨のうたう」は若くして戦場に死んだ青年たちの気持ちを代表している。
今すぐ戦場に若者が送られることはないだろうが、アベ政権が進める安保法制の先には遠からず詩人の世界が現実になる。そうならないことを祈るが、有権者が物言わなければ詩人の世界が現実になる。"""""""
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『根っからの偽りの人間に用心』
" * 3. ある英国の著作家は言った。
「生涯に一度も形の上で嘘を言ったことがないという人で、実はその人自身、頭のてっぺんから足の先まで、心も体も一つの嘘のかたまりであることがある」。
このような根っからの偽りの人間に用心しなさい。いかんながら、いわゆる「信心深い」人たちの中にも、こういう人がいる。
* どんなに大きな仕事であっても、それを細かに分けて、いつも手近なものだけを眼中に置くならば、それは小さな仕事をするのと同じことになる。
* 他の人々が欲するままに任せておいてよいことが、世には限りなく多い。結局、それはどうでもよいことだからだ。そうすれば、自他ともに生活が非常に楽になる。ところが世間には、他人の意見や提案には、いつも何かとケチをつける癖を次第に募らせる人たちがいる。
その結果、人々はそういう人の意見に従わなくなり、やがてもう彼らの考えを尋ねようともしなくなるだけだ。
ヒルティ著 「眠られぬ夜のために 第一部」から (岩波文庫)"
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『小さな書店、小さな図書館』
" 私設図書館や小さな書店が静かなブームになっている。本好きの人、図書館好きの人そして本を営みとしたい数多の人が日本にはいるようだ。日経新聞は最近、文化欄や日曜版で本を介した心安らぐ場を特集している。
彼ら、彼女らの本に対する思い入れや実行力に感心する。今月2日の文化欄には四国にある本と珈琲の店「こりおり舎」(https://corioliscafe.thebase.in/)が書かれている。古民家を改装した店内には「食・移住など」のテーマ毎の4000冊が並ぶ。2020年に開業したばかりで、経営者夫婦はかつて書店勤務の経験がある。
「古本と珈琲一杯を交換します」。古本を買い取るのではなく一杯500円の自家焙煎の珈琲と交換する。こりおり舎のように大型店とは一線を画す書店の存在意義は大きい。
大分駅から徒歩10分ほどの「栗茶庵」(https://www.instagram.com/booklibrarykurichan/?hl=ja)は約3000冊の蔵書のすべてが書き込み自由の珍しい私設図書館だ。
書き込みには、持ち主だった人の痕跡が残る。温かみを感じるし、読んだときに何を思ったのかなどの想像も広がって楽しいという。
9日の日曜版は千葉県いすみ市の「星空の小さな図書館」(https://machi-library.org/where/detail/1072/)について記す。シェアハウスの一角にある小さな図書館。本を借りるには2500円の年会費が必要だが、読むだけなら無料だ。
開館日は週2日のみで毎回10人ほどの来館者がある。のんびり本を読んだり、世間話に花を咲かせたり、思い思いに過ごしてゆく。
なぜ個人で図書館を開くのか。答えの1つは、職業以外に自分の役割や存在意義を持ちたいと開設する人は多い。結果的に図書館を訪れた人も楽しめて、新たな人間関係が生まれる。公設図書館とは違った形で社会的な存在足り得ているのではないかということだ。
本が人を呼んで、その人たちによって共有され、本はいつまでも生き続けるのではないか。本の価値は個人の手を離れてこそ、本当の価値を発揮するかもしれない。"
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『模擬原爆被弾地』
" 昨日の平和記念式典であったこと。菅首相は平和祈念式典のあいさつの原稿を読み飛ばした。「日本は非核三原則を堅持しつつ云々」の欠くことのできない内容の部分を読み飛ばしてしたのである。ホテルに戻っての記者会見で、側近に指摘されたのであろう「お詫び申し上げる」と謝った。
謝って済むことではないが、精神的負担で脳みそが凝り固まっていたならば許すしかないだろう。早急に休養をしたいと本人から申し出るべきであろう。
手元に模擬原爆被弾地の地図がある。
広島に8月6日原爆投下される前の7月20日から29日までの4日間に38カ所に長崎原爆そっくりの通常爆弾(重量4.5トン)を投下し、原爆投下の訓練をしていた。
続いて9日に長崎に原爆が投下された。前日8日にも4都市に通常爆弾が投下された。14日にも愛知県の2都市に通常爆弾が投下された。14日は無条件降伏のポツダム宣言受諾を連合国側に通告した日である。なぜ終戦日前日に爆撃されたのであろうか。
日本の30都市に投下された通常爆弾49発により400人以上が死亡し、千数百人が傷ついた。
模擬原爆とは、長崎に投下されたプルトニウム原爆「ファットマン」と同じ形で、原爆と同重量の4.5トンの通常爆弾のこと。
模擬原爆被弾地のおもな都市は、福島、郡山、日立、東京駅付近、柏崎、富山、焼津、浜松、豊田、名古屋、四日市、敦賀、大津、大阪、神戸、徳島、新居浜、宇部など。"
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" 戦没兵士の手紙集の連載です。雪凍る北満の地で、暑熱のジャングルや孤島で、傷つき倒れ、あるいは飢え、また太平洋の底深く沈められ、はては沖縄で武器も持たず丸裸で殲滅されていった人たち。
将来ある有為の人材が戦場の露と消えた。平和国家日本70年の歩みを停めてはならない。日本は戦争しない国であってこそ存在価値がある。太平洋戦争で300万人もの人命を失った大戦争を忘れようとしている。。 忘れてはならない太平洋戦争、戦場に死んだ若者たちの手紙を今の日本に伝えたい。
今、時の政権により70数年前と同じ過ちが繰り返されようとしている。私たちは戦争できる国、戦争する国になる流れを何としても止めなければならない。平成生まれの若者を戦場に送り、犬死させたくない。1人が戦死すれば何十人もの身内、友達が悲しむ。相手の兵士を倒せば、相手の国でも同じことが起り敵国を恨むことになる。負の連鎖を起こしてはならない。 ▼ △ ▼"
最前線に立つ兵士たち〜戦没兵士の手紙集
ふるさとの風や〜戦没兵士の手紙集〜その116
"""〜その116〜
拝啓、長らく御無沙汰致しました。
皆様にはお変わりなくお暮らしのことと拝察いたします。梅花ほころび草木の若芽萌え四季の花咲く日本に比べて当地はあまりにも変化なき常夏の国です。
敵の抵抗を排除して当地に日章旗を進めており、お陰様にて掠り傷さえ負わず、元気で軍務に服していますゆえ、他事ながら御休心下さい。
当地は、内地の八月のような気候が年中続きます。米も年二回収穫されています。砂糖なども豊富で、内地の皆様にはお送りしたいほどです。熱帯特有のバナナ、パイナップル、ドリアンなど珍しき果実が至る所に美味な香りを放って、われわれ兵隊を喜ばせます。
熱気の中にも、南国特有の季節風が吹き、蛍飛び、不気味な熱帯動物が生息しています。
牛、馬、豚など放牧され、何百頭と群れをなしてヤシ林を移動する様は見事なものです。
敵も現在では密林内に逃走して、時々部落に出没する程度です。
焼きつくような直射日光を浴びて、各地に転戦しております。大東亜戦争下、最後まで頑張り、皆様のご期待におこたえしたき覚悟でございます。
留守中は皆々様より御厄介に相成ることと、家内一同喜び居ります。なにぶん、今後ともよろしく御頼み申上げます。
では、皆様、寒さの折りからご自重ご自愛専一のほどを、遠く南国第一線よりお祈り致します。 陣中多忙、乱筆御免下されたし。 敬具
柴田才之助様 御一同様(近所の人)
O・F 昭和19年10月24日 比島にて戦没 22歳 陸軍一等兵
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頼もしい手紙を受け取り、故郷の人々は涙したことであろう。
戦争も終盤、敗走に次ぐ敗走の日本軍である。
つらい現実をおくびにも出さず書き綴る手紙はどれほど悔しかったことだろう。
私たちは彼の思いを無駄にして生きてはならない。
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昭和19年10月の戦況・・・
10/10 米機動部隊 沖縄攻撃
10/18 満17歳以上を兵役に編入する
10/19 神風特攻隊 編成
10/20 米軍 レイテ島上陸
10/24 フィリピン沖海戦 """"
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